テンスケの執念
ヤモリに向かって窓までジャンプしたマル。
と、マルが攻撃しても、相変わらず微動だにしないヤモリ君。
「ガラスの向こうで猫がドカドカやっても、怖くないもんね~!」というヤモリ君の声が聞こえてくるようです。
憮然とするマル。
マルは興味をなくしてさっさと降りてしまいました。
せっかく登ったのに、たった2-3分で降りるなんて勿体ないじゃん、と思う母サン。
「俺は一人でもがんばるよ」
待つことしばらく。
ヤモリに動きあり。
ヤモリはテンスケが攻撃したからでなく、自らの気の向くままに移動しただけのよう。
かれこれ一時間以上。
執念深い奴だなぁ。
しかし、その晩、ヤモリ君が戻ってくることはありませんでした。
徒労に終わったね、テンスケ!