てんで猫、まるで猫。

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コンビニの犬

先日の夜、仕事の帰りにコンビニに寄りました。
コンビニの外に犬が一匹繋がれていました。
私は犬の種類はさっぱりわかりませんが、小型でお育ちのよさそうな、場合によっては血統書とか付いていそうな犬。
犬は私が通りかかると「ワンワン」と吠えて、短い尻尾を元気にパタパタ振ってます。

うんうん、飼い主のお買い物の間、お利口さんで待っているんだね。
しかし、犬が繋がれている紐がなんともお粗末。白いビニール紐。うちで古新聞を回収に出す時に使っているのと同じ。さらに、ビニール紐はボロボロで、一本の紐が裂けて細い数本の紐となり、一部は風にたなびいているんです。
散歩に行くのにこんな紐を使うかな?変なの。
そう思いながら、店に入って買い物を済ませました。

店からでると、女の人がしゃがんで犬を撫でていました。
飼い主さんだな、と思って女の人の顔を見たら、なんとコンビニの店長さん。
いつものコンビニの制服ではないので見間違えそうになりましたが、よく行く店だから、店長さんの顔も覚えております。
店の中で働いていたのは若いバイトらしき男の子。私服で犬を連れて、店長さんは今日は非番かな?
「可愛い犬ですね」
通り過ぎながら声をかけました。
「迷子なの」
店長さんの返事。
「えー、迷子?」
「朝から道路の向こうとこっちを行ったり来たり。道路の真ん中で止まったりして、車に轢かれるんじゃないかと気が気じゃなかったんで、保護したのよ」
いつの間にか、私も店長さんの横にしゃがみ込んでいました。
「可愛い犬なのに、紐がこんなだから変だなあと思っていたんですよ」
「朝から繋いでいるからボロボロになちゃったね。あー、水もやっていたのに蹴飛ばしたかな。これ、うちの店のおでんを売る時の容器ね」
傍に白い発泡スチロールのお椀が転がっていました。

「この犬、すぐに脱走するみたいでね、この前は向かいのクリーニング屋に来てたらしいの。ほら、ここに住所が書いてあるでしょ」
店長さんは赤い首輪を指して言いました。
「あ、ホント。このすぐ近くですね」
「そうなの。朝から何度も訪ねて行ったんだけど、お留守なの。お仕事なんでしょうね」
「大切にされてそうな犬ですよね」
と私が言うと、
「そうなのよ。綺麗にトリミングされてるし」
トリミング。
なるほど、毛が綺麗にカットされているってことね。
犬のことは全然わからないので、トリミングされてるかどうかなんて、犬を見た時に私には考えつかないです。
この店長さん、犬に詳しい?

「可哀想だから、今から散歩に連れて行こうと思って」
「散歩?」
店長さんは店の中のバイト君に声をかけました。
「私、今からこの犬の散歩に行くから、何か連絡があったら言っておいて。もし、今晩、連絡が取れなかったら、私が家に連れて帰るわ」
「はーい、わかりました」
バイト君の声が聞こえました。
えー!連れて帰る?
「よし、じゃ、散歩に行くよ」
店長さんが犬の頭を撫でると、犬も嬉しそうに尻尾を振っています。
なんだか、この犬めっちゃ可愛い!
「脱走したらダメだよ」
そう言いながら、自然に私の手が伸びて犬の頭を撫でていました。
私、犬を撫でているよ~。
自分に驚く。
何しろ、どんなに小さくても犬はコワイというのが私の常識。
犬は私の顔を見ながら、しきりに尻尾を振っています。
わー、犬も可愛い。毛が猫より硬いんだ。
犬は店長さんに連れられて、夜の散歩に出かけていきました。

ここが、犬が繋がれていたところ。
翌朝、通りすがりにみたら犬はいませんでした。
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猫を飼い始めてから、犬も気になるようになったのが不思議。
散歩をしている犬を目で追ってしまうんです。
私がマルテンを可愛いように、あの飼い主さんもあの犬が可愛いんだなと思うようになりました。
今まで、犬の散歩をしている人なんて視界に入らなかったのに。

猫が媒介する病。
もしかして、犬にも反応するように症状が進んでいるのでは?
ちと、心配。
by marutenmama | 2014-07-12 21:51 | その他 | Comments(0)

三毛猫マル(♀)と白黒猫テン(♂)と私の日々。


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